あまり経験したいことではありませんが、人が生きているということはいつかはお別れがやってくるということです。80歳、90歳、100歳を超えて大往生ということであれば、肉体的にも精神的にもゆっくりと準備を行うことができますが、不幸なニュースはどのタイミングでやってくるかは分かりません。最近では、高齢化の影響か町に斎場の数がどんどん増えてきていますが、急ぎの葬儀が多く希望の日時に合わせることも難しくなっています。
縁起でもありませんが、自宅のまわりの斎場をいくつかピックアップし急ぎの葬儀に対応していただけるか確認しておくことが必要です。季節によって対応することも様々ですから、専門のスタッフと事前に相談しておくことはとても重要なことです。夏などは、御遺体の保管場所や保管方法に苦労しますし、冬はやはり葬儀の数が多くなりますので斎場を確保するということ自体が難しくなってしまします。考えてしまうとネガティブになり気持ちが沈んでしまいますが、いざというときになって探し始めることはやはり難しいことです。
大切な人を無くした状態で、冷静に考えしっかりとした判断が出来る人はいません。悲しんでいる暇もないくらい、バタバタと時間が過ぎていき、ほっとひといきつけるのはすべてが終わった後。しっかりと準備をしていないために、このように時間に追われてしまう人がたくさんいます。最期のお別れをゆったりとした気持ちで静かに行うためには、事前に専門スタッフと相談しておくことが大切です。